マシンの測定・管理
システムは、ネットワークで相互にデータのやり取りしています。また、NTT回線を利用したリモートメンテナンス機能により、沖縄から北海道までの遠隔地や交通の不便な地域からのデータ回収、ソフトの変更、動作確認に威力を発揮します。(専用回線による24時間監視も可。)
シールドマシンデータの主な測定内容は、マシン前面の土圧情報、推進ジャッキ量や速度、推力、カッタ回転などの掘進情報、ジャイロコンパスや傾斜計による方向・姿勢・位置情報、送排泥流量やレーザ土量計、重量計による排土情報、また、電磁波や探査棒による切羽前方予知情報やトータルステーションなどを使った測量情報などを取り扱います。
周辺地盤計測システムは、シールドトンネル施工による、周辺地盤や、家屋、重要構造物などに対する影響測定を全自動で行います。測定されたデータはただちに処理され、レポート出力されます。また、沈下が進行するなど、周辺への影響が顕著になりそうな場合は、ただちに、レベルに応じたアラームを発令する一方、モデムを通じて、ポケベルやFAXで管理者に状況を伝達します。また、マシン情報や裏込め材注入情報、測量結果などと突き合わせて、重回帰分析などを行い、何が沈下などの要因となっているかなどを解析します。