- オーバーフロー式沈下計
- オーバーフロー式沈下計は軌道の沈下など従来の水盛式沈下計では不可能であった計測が可能です。
- 計測点において列車走行振動などの影響をほとんど受けません。
- センサーを基準水槽に取り付けたこと、計測水槽と基準水槽の面積比を1:13にしていることにより計測結果は計 測点の動的な影響をほとんど受けません。また、計測水槽は鉄道信号保安部品の振動耐久試験(JIS E3014)をクリアーしています。
- 計測水槽の小型化を図ったため取付場所の制約が少なくなります。
- 計測水槽の大きさは 100φ×60h であるため軌道に直接設置したり管路の弁ボックスなど狭隘な場所への設置が可能です。
- 連通管内の水を入れ替えるため温度の影響や気泡の影響が少なく、安定したデータが得られます。
- 計測のたびに水を入れ替えることにより連通管内の水の温度差による誤差や、水から発生する気泡の体積変化による誤差の影響を少なくすることができます。(公称測定精度±0.5mm)
- パソコンにより自動計測が行えます。
- 送水、計測など一連の操作はパソコンを用いて制御しているため計測の自動化が図れます。このため従来は人力によって行われていた軌道のレベル測量などの危険作業から解放されます。
計測システム概念図
従来型の沈下計
オーバーフロー式沈下計:下記に沈下計の計測例を示します